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義経

 池上本門寺での舞台、司馬遼太郎作品の義経を題材に別所哲也さんが演じる朗読劇、レチタカルダの音楽を担当させていただいた。別所さんの熱演に触発され演奏もヒートアップ。浅野さんの舞も素敵でした。
 このお話をいただき原作を読む。そして台本を読む。義経は悪か、否か?未だに答えがでない。舞台が終わってもなお考えています。

 最後の台詞

  頼朝は言った。
  「悪は滅んだ」
  なるほど。
  短い人生の最後において、
  国家機能の全てをあげての
  弾劾と追跡をうけた義経。
  悪といえば類の無い悪であるかもしれない。
  が、悪とは、
  悪とは、なんだろう。
  この天才の短い生涯は、この今、この世にいたるまで、
  人々にその闇の深さを示し、考えさせている。

 本当だ、深いです。考えさせられております・・・・・・。

 しかしながら時代劇の音楽に関わる事ができるのは本当に嬉しいのであります。母性愛、肉親の情愛に餓えていた義経の事を想いめぐらしながら音楽を作らせていただいたつもりです。是非とも再演をお願いしたいです。一日ではもったいない作品ですよね?

 
 
by spanishconnection | 2012-05-21 09:52 | 日記