フラメンコ・ストリングス

こんなこと言うと「伊藤は変になったのか?」と言われるかもしれないが、小学生の頃、寝る前に必ず弦の響きが聞こえてきた時期があった。目を閉じるとそれはそれは壮大な響きが聞こえてきた。なんだかよくわからなかったが、気持ち良いのでそのままゆっくりと寝る事が出来た。当時は遊びでクラシックギターの教本を見ながら練習していたが、バイオリンや、チェロの響きなんて実際に生で聞いたことがなかった。ましてやビオラなんて存在すら知らなかったのに、毎晩自分が意識的に耳をかたむけると頭の中に響いてきたのは決まって擦弦楽器の音で、それもいま思えば、物凄い倍音が出まくりの響きでメロディはホントに壮大な印象だけは覚えている。

 アレンジャーの仕事がくるようになってからストリングスアレンジやホーンアレンジを必要に迫られてやるようになった。アカデミックな教育は受けてないから手探りしながらやりはじめた。スコアは消しゴムで紙が擦り切れそうになってたのを覚えている。それでもアレンジしたものがスタジオで鳴り響く時の気持ちよさを味わうと、なにか報われた気がしてまたやりたいと
思うのでした。
 管楽器のアレンジも面白いが、ストリングスアレンジの方が好きだな。最近は随分と慣れてきて、アレンジの時間もあまりかからなくなってきたのは嬉しい。亀みたいだけどちょっとは進歩できるものだ。

 それで、フラメンコ・ストリングスだが、メンバーに譜面を渡したらあとは皆にお任せしてしまう。私よりはるかにメンバーのみんなの方が音楽的な知識もアイデアもあるから、曲をどんどんと進化させてくれる。私はただそれを楽しんでいる「司会のおじさん」であります。
 自分で書いた譜面だけど、メンバーの方がより曲を理解してどんどん味付けして美味しくしてくれるわけです。

 二日連続のフラメンコ・ストリングスでただただ私は「みんなたいしたもんだなぁ〜」という感激とありがたい気持ちでいっぱいでした。

 スパコネが夏はツアーがあるので、フラメンコ・ストリングスは秋までお休みになります。
 年内にはスパコネw/フラメンコ・ストリングスのコンサートやりたいと思う今日この頃です。ってか、やらないとね。
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by spanishconnection | 2009-06-05 08:33 | 日記